アツキオモイ（2004年生、母ピアファイヤー）

アツキオモイ（2004年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「熱き思い」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時11歳）と交配したピアファイヤーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地18戦0勝、中央障害7戦1勝、地方9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月25日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（2007年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト寒椿特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月13日、中4週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ワタリサイレンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月15日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた9戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた10戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユミに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月27日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4歳（2008年）

1月14日、中6週で迎えた12戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月25日、中4週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、中野区特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったキンセイラッシュに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月26日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5歳（2009年）

6月21日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた22戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はマキハタセンシブルと並んで9着同着となった。

9月19日、中6週で迎えた23戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた25戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた27戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6歳（2010年）

2月7日、中8週で迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2月27日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月1日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のクランエンブレムに半馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月6日、中4週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月5日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。