ダイイチサイレンス（2000年生、母ダイイチルビー）

ダイイチサイレンス（2000年5月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したダイイチルビーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方23戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C1-1。

経歴

デビュー前

山元紀男厩舎（園田）へ入厩。

4歳（2004年）

12月7日、デビュー戦は三野孝徳騎手を鞍上に据えて、3歳以上C1-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は515kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレートボヤージュを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグレートボヤージュを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5歳（2005年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳以上C1-4（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツバサダビデオーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたグレートボヤージュ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキューティーエリに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C1-3（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリホープを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上C1-1（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリキアイスキャンを半馬身振り切って優勝

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒヤクを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた12戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、神崎川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6歳（2006年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B3二（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタサンメッセージを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、スプリングウインド（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2一（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

5月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（7戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンライズシンバを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、兵庫県競馬施設利用協会特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（8戦6勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、静内三石合併記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（9戦6勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（10戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、ミッドサマー特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（11戦6勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月20日、中8週で迎えた23戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、JBCカウントダウン30淡路国生み特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた25戦目は、さぎ草特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧毅騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。