キングズオブザサン（2011年生、母スティンガー）

キングズオブザサン（2011年5月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「マヤ文明が題材の映画『太陽の帝王』の英題名」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したスティンガーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、中央障害6戦1勝。2014年のNHKマイルカップ(G1)で3着に入った他、2014年の京成杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月20日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタルトオポムを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディアデルレイに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

3歳（2014年）

1月19日、中6週で迎えた4戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったプレイアンドリアルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月14日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた9戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた10戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2015年）

3月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月30日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミッキーオリビエに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5歳（2016年）

2月28日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月27日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

6歳（2017年）

1月28日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月25日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクロフネフリートに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7歳（2018年）

1月13日、中3週で迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた27戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。