ダイカツシンゲキ（1997年生、母ユシマゼール）

Daikatsu Shingeki

1997.05.16

ダイカツシンゲキ（1997年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーリユート（当時19歳）と交配したユシマゼールが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は片田 保。戦績は、地方28戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の麻綿原特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

佐々木総雄厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2000年）

7月28日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月22日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1400m 内回り 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のチャプリットに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネーチャーレディを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて優勝

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったネーチャーレディにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の山茶花特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

12月18日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4歳（2001年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、千両特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミナミノジョウカーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月6日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、一般C2六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月15日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のランパートに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月3日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で秋田実騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋田実騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のライジングタイドに1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

5月13日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で秋田実騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で秋田実騎手（11戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、抜け出したグランモンテを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で秋田実騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で秋田実騎手（13戦4勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のタケデンターボをクビ差振り切って5勝目をつかんだ。

8月31日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で秋田実騎手（14戦5勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

9月18日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で秋田実騎手（15戦5勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のハヤブサモンドに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月12日、中2週で迎えた18戦目は、トルマリン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で秋田実騎手（16戦6勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

11月23日、中5週で迎えた19戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で秋田実騎手（17戦6勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた20戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（18戦6勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（19戦6勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（20戦6勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1五イ（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のエイコーラップに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月19日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1一二（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のスピードアークに1馬身半の差をつけて制した。

6月12日、中4週で迎えた27戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェラシックキセキに1馬身半の差をつけて9勝目を獲得した。

6月27日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の水無月特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。