フォーキャスト（1997年生、母ゾウゲブネメガミ）

フォーキャスト（1997年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したゾウゲブネメガミが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月14日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のサクセスソーサーに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2000年）

1月16日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月14日、約9か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2001年）

4月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月1日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月25日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松永幹夫騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永幹夫騎手（13戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったメイショウテンマに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月27日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永幹夫騎手（14戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で松永幹夫騎手（15戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトウショウハンサムに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永幹夫騎手（16戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったニシノツルギに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松永幹夫騎手（17戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウハンサムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月23日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で松永幹夫騎手（18戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したインターアプローズを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で松永幹夫騎手（19戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクリュウヒットを次元の違う末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3月10日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で松永幹夫騎手（20戦3勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた26戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月13日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（21戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（22戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月15日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の水無月特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月19日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のスパーキングオータムチャレンジ（川崎ダート2000m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の’02オータムカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6歳（2003年）

7月16日、約7か月半の休養明けで迎えた36戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた37戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。