トウショウハンサム（1998年生、母シスタートウショウ）

トウショウハンサム（1998年6月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したシスタートウショウが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月27日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のナムラクラシックに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月17日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフォーキャストに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフォーキャストに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で池添謙一騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったエーピーハルコッチにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

1月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の大和特別（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で池添謙一騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で池添謙一騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた11戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月8日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンエムゴールドに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

10月12日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山科特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2003年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず17着に終わった。