カクテルラウンジ（2005年生、母ランニングヒロイン）

カクテルラウンジ（2005年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「カクテル＋休憩室」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時6歳）と交配したランニングヒロインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方22戦3勝。2008年のオパールカップ(地方重賞)に勝利した他、2007年の東京2歳優駿(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

9歳のとき、社台ブラッドメアから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ハクツ牧場によって274.05万円で落札された。

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2007年）

7月12日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた2戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングスパートに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のストロングブリッツに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月28日、中7週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2008年）

2月9日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィンエヴリーを異次元の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月13日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般B3（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月1日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

4歳（2009年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、平成盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた18戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

9月14日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた23戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月21日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、オパール賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた25戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、仲冬賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた26戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた27戦目は、年忘れ1dayTW賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。