ノーブルエリア（2002年生、母ノーブルデイズ）

ノーブルエリア（2002年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「高貴な領域。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のラムタラ（当時10歳）と交配したノーブルデイズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2005年のエメラルド賞。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,365万円（6.83万×200口）で一口馬主が募集された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタッソーニーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

7月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストロベリーフィルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。