ブルークリケット（2003年生、母ブルースターライト）

ブルークリケット（2003年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋英国古来の競技」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したブルースターライトが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の白ばら特別(一般C14)。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

4歳（2007年）

5月29日、デビュー戦は安部幸夫騎手を鞍上に据えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキトレジャーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブロードリガメントを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

8月25日、中9週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2008年）

6月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月21日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月27日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2009年）

6月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。