ブロードリガメント（2003年生、母スイートイブン）

ブロードリガメント（2003年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「子宮広靱帯」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時10歳）と交配したスイートイブンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の飛水峡特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、白瀬明から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、白瀬明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石川秀守によって451.5万円で落札された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

6月3日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

9月9日、中8週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月20日、連闘で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C28（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマグマメインに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、松井洸輔誕生記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミタカキイタカに3/4馬身交わされて2着となった。

12月13日、連闘で迎えた9戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた12戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた13戦目は、一般C26（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田高明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、2着となった。

2月12日、中1週で迎えた14戦目は、松本さん市来さん退職記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田高明騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田高明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメルヴェイユーズを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

3月21日、連闘で迎えた17戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた18戦目は、春風特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山田順一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた19戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた20戦目は、一般C17（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンダードルフィンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月15日、中1週で迎えた21戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ブルークリケットに交わされて2馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイキョウキロクを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月20日、中1週で迎えた24戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（5戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウヨウターニングをアタマ差だけ差し切って5勝目をマークした。

8月16日、中3週で迎えた25戦目は、海津資材杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインザムーンライトを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月13日、中1週で迎えた27戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（7戦5勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオートレンゲルを猛烈な末脚で半馬身差し切って7勝目を奪取した。

5歳（2008年）

4月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月25日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた31戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスズカリーガルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた32戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。