ジェイドファスト（2005年生、母サンデーファスト）

ジェイドファスト（2005年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時18歳）と交配したサンデーファストが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方10戦4勝。2007年のブリーダーズゴールドジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2007年のターフチャレンジIIを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松平牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、松平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

米川伸也厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月31日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のルプソワールに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのスニッツェル賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエナジーワイルドに1馬身の差をつけて2勝目を収める

8月14日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのターフチャレンジII（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビービースラッガーをアタマ差制して断然人気に応えた。

8月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島雅人騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のナチュラルプラスをクビ差制して勝利を手に入れた。

9月26日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で川島雅人騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた8戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で川島雅人騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2008年）

2月24日、中9週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月14日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた14戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4歳（2009年）

1月5日、中8週で迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したクリムゾンベガにクビ差届かず2着となった。

2月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の浅草特別（中山芝1600m 外回り雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

4月25日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の六社特別（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。