ユウメリーウェザー（2005年生、母スリーピングインシアトル）

ユウメリーウェザー（2005年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『眠れる森の美女』に登場する妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時10歳）と交配したスリーピングインシアトルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の一般C16。

経歴

デビュー前

1歳のとき、笹地牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、アイテツによって1,123.5万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月20日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いが甘くなり、6着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

9月6日、中4週で馬体重を前走から30kg絞って迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月23日、中6週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、くれはちの妹:瀬利奈誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったマーチインパクトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったカイゼンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた16戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウルトラマリンを途轍もない末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月25日、連闘で迎えた20戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた21戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウキールを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のバトルレオを半馬身振り切って雨下の激闘を制した。

8月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

12月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

5歳（2010年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から64kg増やして迎えた26戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。