キタノポーションズ（2019年生、母ラブステイシー）

キタノポーションズ（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+本馬の近親馬名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンカルロ（当時13歳）と交配したラブステイシーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北星村田牧場。主な勝ち鞍は2022年の松山光プロジェクト賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北星村田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって110万円で落札された。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月27日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は416kg。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3歳（2022年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず14着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

9月28日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、松山光プロジェクト賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブレスクを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、2022～宮腰彩☆誕生日記念～（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、門脇喜典・伊藤文夫引退記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったメイショウトツカに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた14戦目は、安田好信引退感謝ありがとう記念（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月18日、中3週で迎えた15戦目は、ガッチャ5周年記念（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったキーマーキュリーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた16戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、トントン長生きしてよ（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた18戦目は、雪間草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったクリノサンバに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月16日、連闘で迎えた19戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた20戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、山崎川特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、大桑川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、逢妻川特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月10日、中5週で迎えた24戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったヤマニンエピュレに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリズムレインに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた28戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、ローズクォーツ賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベストフィーチャーを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目を獲得した。