ムービングブレイド（2017年生、母カルストンツバサ）

ムービングブレイド（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「動翼」。毛色は鹿毛。種牡馬のロジユニヴァース（当時11歳）と交配したカルストンツバサが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者はヤマイチ牧場。主な勝ち鞍は2020年の篠崎達也☆都鮨銀座行けた記念☆(一般B2六)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、アップライトによって324万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月12日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

5月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の株式会社大和組創業90周年記念PART1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

6月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンコディーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の露草賞 B特選（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリアトリスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A5（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田弘治騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ナガラチェリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月28日、連闘で迎えた10戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田弘治騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田弘治騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田弘治騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田弘治騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1十（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で藤田弘治騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアルディビートに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田弘治騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤田弘治騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で藤田弘治騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、金井時雄、妊娠中の妻に内緒で競馬満喫記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で藤田弘治騎手（14戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、内田健介出生記念（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で藤田弘治騎手（15戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた20戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で藤田弘治騎手（16戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた21戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、篠崎達也☆都鮨銀座行けた記念☆（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のヒロノモンスターを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2021年）

2月4日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた23戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた24戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。