ヒールゼアハーツ（2008年生、母ミスティーミス）

ヒールゼアハーツ（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「心を癒して。舞台作品リバーダンスの演目名。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したミスティーミスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地37戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月25日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

3歳（2011年）

1月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンフェアを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

8月20日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサトノアポロをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月25日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月3日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月7日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したニシキホマレに半馬身届かず2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアナンジュパスにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2013年）

3月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスプリングパリオを別次元の末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく最後はピュアソルジャーと並んで9着同着となった。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

6歳（2014年）

10月26日、約12か月半の休み明けで迎えた29戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた30戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（11戦2勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（12戦2勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に終わった。