ブライティアナイル（2004年生、母ダイタクグレース）

ブライティアナイル（2004年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋河名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したダイタクグレースが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）雅牧場。戦績は、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2八アイ。

経歴

デビュー前

川村昭男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2007年）

9月27日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカズサシュンキンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4歳（2008年）

1月11日、中4週で迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた6戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシメニヴィーナスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

8月27日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロシュウを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月23日、中3週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3四イ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモエレジョイに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月17日、中2週で迎えた11戦目は、積丹岬賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミネノテンリュウを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

10月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2八アイ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のラプソデインブルーに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月28日、中4週で迎えた13戦目は、柊特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、サクラロミオに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、船橋ファイナル2008（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。