ミネノテンリュウ（2004年生、母タマモエルフ）

ミネノテンリュウ（2004年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天龍」。毛色は栗毛。種牡馬のロードアヘッド（当時10歳）と交配したタマモエルフが18歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は横山浩司。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2八九十。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月3日、デビュー戦は佐藤聖也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた2戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、スーパーシュガーに半馬身交わされて2着となった。

9月2日、中6週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた4戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、タケショウにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したコンプリートランに半馬身届かず2着に敗北した。

12月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のショータイムに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2008年）

1月23日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月19日、中7週で迎えた8戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、積丹岬賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ブライティアナイルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-14 15（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2八（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、トーセンスクリューに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2009年）

1月15日、中2週で迎えた14戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岡田大騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバレンボイムに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

7月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリトゥルスターをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、トワイライト・グローリア賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、リックチャーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月21日、中1週で迎えた18戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のグローバルキャストに4馬身の差をつけて制した。

8月28日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十11（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

12月7日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岡田大騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた26戦目は、鴻巣こうのとり伝説賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（8戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた27戦目は、一般C3一二（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、サンクスミリオンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3一（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた32戦目は、トワイライトチャレンジ賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田大騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。