ビオレイメル（2016年生、母ホーマンピクシー）

ビオレイメル（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「紫(仏)+稲妻(アイヌ語)。本馬の誕生色より」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時22歳）と交配したホーマンピクシーが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前谷武志。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(1勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月9日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったユーフォニーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2019年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月23日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のダイヤーズブルームに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月17日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

6月23日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったシネマソングスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月11日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月2日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた20戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月9日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた25戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた26戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオレンジペコを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。

10月25日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5歳（2021年）

1月5日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。