ダイヤーズブルーム（2016年生、母マリアビスティー）

ダイヤーズブルーム（2016年6月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ダイヤの花」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したマリアビスティーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はヒダカフアーム。主な勝ち鞍は2020年の麦秋特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、中8週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったビオレイメルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月16日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったチアフルローズに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月11日、中7週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、秋陽特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったダブルミステリーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンのホッカイドウ競馬特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、愛川レッドカーペット開催記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

12月20日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、たまつげ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったコルテに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

1月16日、中3週で迎えた18戦目は、金城ふ頭賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴッドバードに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、水瓶座特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月26日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた21戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた25戦目は、春がすみ特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月1日、中0週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、五月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったユウチャージに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、麦秋特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサウスクイーンに1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、噴井特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた31戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた32戦目は、青田特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた33戦目は、アンゲロニア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（11戦2勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた34戦目は、アワビ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月27日、中5週で迎えた35戦目は、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。