ユウチャージ（2016年生、母ピエナフローラ）

ユウチャージ（2016年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋突進する」。毛色は栗毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時9歳）と交配したピエナフローラが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はまるとみ冨岡牧場。2020年のムーンストーンオープン(一般A1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって648万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、アイテツによって594万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンマイオウンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の大天使裕子生誕記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、テイエムメデタシに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の大好き名古屋競馬!虎太郎杯!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデルマヴァンドームをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

8月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー28（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月28日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のピエナガウディに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウォーターリベルテに交わされて1馬身差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた11戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のキクノピオニールを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

3月13日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、武尊くん入籍おめでとう記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピンクリボンに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスマートサーブルに3馬身の差をつけて6勝目を収める

4月23日、中1週で迎えた15戦目は、ひなぎく賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（10戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアンジェロッティに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、五月特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（11戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイヤーズブルームに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、卯波特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（12戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のディープミタカをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

6月12日、中1週で迎えた18戦目は、ムーンストーンオープン（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で大畑雅章騎手（13戦9勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、メモリートニックにクビ差交わされて2着となった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、パキラ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で大畑雅章騎手（14戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ギガドルマに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた20戦目は、夏椿特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大畑雅章騎手（15戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトリマゴラッキに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で大畑雅章騎手（16戦10勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキクノゼファーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月20日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のコスモス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で大畑雅章騎手（17戦11勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、メモリーパールにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月17日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で大畑雅章騎手（18戦11勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞のベイスプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大畑雅章騎手（19戦11勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた25戦目は、神無月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大畑雅章騎手（20戦11勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のスパークルメノウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月20日、中2週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で大畑雅章騎手（21戦12勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2021年）

3月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、枝垂桜特別（名古屋ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、トリマゴラッキに交わされて2馬身差の2着となった。

4月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、卯月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた29戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた30戦目は、皐月昇竜戦（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた31戦目は、すずらん特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた32戦目は、ねむのき杯（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（22戦12勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた33戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（23戦12勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた34戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、ゼラニウム特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

9月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、仲秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアスタークライをクビ差振り切って勝利数を13に伸ばす

9月30日、連闘で迎えた36戦目は、長月昇竜戦（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（24戦12勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた37戦目は、地方重賞のゴールド争覇オープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。