ニジュウショウ（2008年生、母コマケン）

Nijusho

2008.02.15

ニジュウショウ（2008年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「二重唱」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時11歳）と交配したコマケンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は森田 芳男。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の高原夫妻 祝Wedding☆(一般C4)。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月27日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

6月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトアイリス特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

8月18日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦のサーフフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた6戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた7戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のれんこん料理の竹扇賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフィクスドスターに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、新穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のコスモインスパイアに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2012年）

1月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミナモダンスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイホウラッキーに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月15日、中2週で迎えた13戦目は、初花月特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で筒井勇介騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニューロマンサーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月31日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月7日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオグリピッコロに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたジョイフルサンデー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（10戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のボブリンをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、もみじ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、高原夫妻 祝Wedding☆（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンライトドレスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2013年）

1月18日、中7週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月30日、中1週で迎えた25戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

2月13日、中1週で迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた27戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。