トーセンアンタッチ（2007年生、母ラスティックベル）

トーセンアンタッチ（2007年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋触れることのできない」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したラスティックベルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって1億6,275万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

6月19日、デビュー戦はC.ウィリアムズ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に敗れた。

8月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、がぶ飲みミルクコーヒー賞（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた3戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

10月6日、中3週で迎えた4戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-5（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシャンハイラックにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2011年）

8月9日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、室蘭やきとり賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキショウテンケツに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヴェンデッタを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。