シャンハイラック（2002年生、母キソジクイーン）
Shanghai Luck
2002.04.01
シャンハイラック（2002年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋幸運」。毛色は鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したキソジクイーンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤平 和実。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦13勝2着8回。主な勝ち鞍は2011年のムラサキツユクサ特別(一般C2-1)。
経歴
デビュー前
吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2005年）
9月4日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。
9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。
10月9日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。
11月8日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
11月21日、中1週で迎えた5戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアンバーレイクを半馬身振り切って初白星を挙げた。
12月14日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。
12月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、吉村秀遊鬼誕生日記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンゴールデンを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。
4歳（2006年）
7月26日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のノースアタッカーに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。
8月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルバーズアイに1馬身の差をつけて優勝
8月31日、中2週で迎えた10戦目は、シグナス特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザブリーズに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
9月6日、連闘で迎えた11戦目は、ふらのクリーンライス特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のチャーミーフラワーに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
5歳（2007年）
8月7日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、シータス特別（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、キリンFIRE（ファイア）（札幌(地)ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。
7歳（2009年）
6月10日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアグネステンションにクビ差届かず2着に甘んじた。
7月1日、中2週で迎えた15戦目は、せせらぎの里日高町賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアグネステンションを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。
8月11日、中5週で迎えた16戦目は、うまステ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したプリモカラーズを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
8歳（2010年）
5月5日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、サッポロ玉露入りお茶賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマノオレンジにハナ差届かず2着となった。
6月2日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島雅人騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたロクイチケンザン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
7月20日、中6週で迎えた19戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島雅人騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったフジノチョウジローに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
9月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島雅人騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。
10月14日、中5週で迎えた21戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月28日、中1週で迎えた22戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクフリューゲルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。
11月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-3（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトーセンアンタッチをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。
9歳（2011年）
5月5日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベニノスマイルを半馬身振り切って順当に勝利した。
5月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、ヒスイ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアジルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
6月2日、中1週で迎えた26戦目は、タイム特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパレスソルジャーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
6月23日、中2週で迎えた27戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、ムラサキツユクサ特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイエムサウザーを半馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。
10歳（2012年）
5月3日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、早苗月特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアグネスフォーカスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。
5月16日、中1週で迎えた29戦目は、山法師特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。
6月13日、中3週で迎えた30戦目は、室蘭白鳥大橋ライトアップ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモスイングに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
7月5日、中2週で迎えた31戦目は、室蘭イルカ・鯨ウオッチング特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロクイチブライトを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を13に伸ばす
11歳（2013年）
5月29日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。
6月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、登別地獄まつり賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。
7月3日、中2週で迎えた34戦目は、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（10戦8勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
7月18日、中1週で迎えた35戦目は、楽古岳賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（11戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
8月20日、中4週で迎えた36戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（12戦8勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。
9月3日、中1週で迎えた37戦目は、JA共済3Qカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（13戦8勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。
9月17日、中1週で迎えた38戦目は、水引特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（14戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月1日、中1週で迎えた39戦目は、様似町アポイ山荘特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（15戦8勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。
10月15日、中1週で迎えた40戦目は、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（16戦8勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。