キクノアテンション（1988年生、母ビザンレディー）

キクノアテンション（1988年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時10歳）と交配したビザンレディーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方17戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

柴田寛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

6月15日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したゼウスモーリーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月9日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で町田義一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシマノワールドに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月15日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で町田義一騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4歳（1992年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田義一騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

8月8日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドブレストに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で千田知幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた13戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田知幸騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた14戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田知幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカーレットノキミから1馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1993年）

4月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた20戦目は、宮本一美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮本一美騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウハイイチバンから2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた22戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴルデンイメージから8馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウセレクタをハナ差制して勝利を手に入れた。

7月18日、中5週で迎えた25戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた26戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は宮本一美騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。