イシノラピド（1999年生、母ジェフォリー）

イシノラピド（1999年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したジェフォリーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦4勝2着1回。2002年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で2着に入った他、2002年のローレル賞(牝ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2002年）

2月1日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトリプルカットに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンブロッサムに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

3月14日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンケンジェットに6馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の若葉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の牡丹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプルザトリガーを豪脚で半馬身差し切って制した。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦4勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサルサクイーン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月9日、中2週で迎えた8戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦4勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた10戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦4勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月23日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で甲斐年光騎手（10戦4勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた12戦目は、ノーベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で甲斐年光騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2003年）

1月19日、中8週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月5日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。