サルサクイーン（1999年生、母シーサイドエンゼル）

サルサクイーン（1999年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時11歳）と交配したシーサイドエンゼルが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、地方19戦2勝2着3回。2002年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)に勝利した他、2002年の桜花賞(牝地方重賞)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

8月1日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のインディアンツーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ32歳（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた4戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサフラン特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したネオオイスターを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中3週で迎えた5戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの’02ゴールデンステッキ賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングセイバーから2馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた9戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた11戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラヴァリーフリッグに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月22日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイシノラピドを半馬身振り切って2勝目を手にした。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月23日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦の神奈川弥生盃（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。