スズカローズマリー（2003年生、母ローズオブスズカ）

スズカローズマリー（2003年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋植物名」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したローズオブスズカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3歳（2006年）

7月23日、約8か月半の休養明けで迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるラブリークレセントに半馬身届かず2着に敗北した。

8月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、最後はプラナグリーンと並んで3着同着となった。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスリーフォートランに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

4歳（2007年）

6月2日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月30日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月11日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のカラベルラティーナを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月2日、中2週で迎えた13戦目は、S.パスキエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2007ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

5歳（2008年）

10月19日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた17戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

1月25日、連闘で迎えた19戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた20戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。