ビッグイナズマ（2000年生、母リアリーデライトフル）

ビッグイナズマ（2000年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋稲妻」。毛色は芦毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したリアリーデライトフルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、セイウントライにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモアミラクルをクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5歳（2005年）

7月24日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた14戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。