モアミラクル（2000年生、母グリーンアーク）

モアミラクル（2000年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は栗毛。種牡馬のマイニング（当時16歳）と交配したグリーンアークが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は542kg。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンレイラピッヅにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月24日、中1週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3歳（2003年）

1月19日、中7週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマノサンデーズにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ビッグイナズマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のアズマアビリティーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月3日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はメイショウゴウホウと並んで9着同着となった。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5歳（2005年）

7月24日、約19か月半の休み明けで迎えた13戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

9月26日、中8週で迎えた14戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた15戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。