クレバーウルフ（2009年生、母チーター）

クレバーウルフ（2009年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋狼」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時11歳）と交配したチーターが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方25戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のオフトひたちなか賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、田邉正明によって1,890万円で落札された。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月25日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウゲンブを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンクルゼに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2013年）

1月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた12戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ウエルカム2013賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月7日、中0週で迎えた16戦目は、ニュー・トゥインクルジャックポット賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウケイキングを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた17戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた18戦目は、夏木立特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルバースデー特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月26日、中3週で迎えた22戦目は、新涼特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた23戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナチュレルギエムを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた24戦目は、野馬追賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

11月25日、中5週で迎えた26戦目は、プロキオン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月31日、中4週で迎えた27戦目は、カウントダウン2014賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

5歳（2014年）

1月20日、中2週で迎えた28戦目は、白富士賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた29戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた30戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた31戦目は、卯月特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた32戦目は、新緑特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ダイアモンドターン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた34戦目は、芒種特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた35戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた36戦目は、花氷特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。