エーシンクルゼ（2009年生、母メンフィスガール）

エーシンクルゼ（2009年1月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋進路（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したメンフィスガールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着4回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月22日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ゴールデンポケットに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったシンボリエクレールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のクレバーウルフに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

12月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた11戦目は、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリバーロイヤルに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月1日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月10日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、グランプリブルーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したテイエムチカラを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のピグマリオンに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイエスイットイズを豪脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の三宮ステークス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6歳（2015年）

8月19日、約14か月の休養明けで迎えた22戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

7歳（2016年）

3月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、川西源氏特別（園田ダート1230m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月27日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、ぱんぷきん賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月15日、中2週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、丹波焼特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。