ワイズプロローグ（2005年生、母メジロシェリー）

ワイズプロローグ（2005年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「賢明な＋序章」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時17歳）と交配したメジロシェリーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は高橋正三。戦績は、中央平地11戦0勝、中央障害7戦0勝、地方5戦4勝。主な勝ち鞍は2008年のスクールガーディアンズ完結記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋正三から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月6日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

8月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

9月19日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカツラコに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラクエンマリーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のスクールガーディアンズ完結記念（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンマルシャルムに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスアリエルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月13日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月17日、中7週で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた17戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた18戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2010年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月3日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2011年）

2月13日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。