ツルマルリュー（2004年生、母イヴニングライド）

ツルマルリュー（2004年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋竜」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したイヴニングライドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方36戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年のくちなし特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月16日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月24日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

10月6日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた5戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C35（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオペラアンドワルツに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドレヴァンテに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C23（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエプソムチャームに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーワシャトルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月5日、連闘で迎えた11戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーシャンフロントに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のミリオンバンブーを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったマヤノエロイカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月27日、連闘で迎えた15戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロイバールーターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたトーワシャトル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中3週で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラダイナーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉地学騎手（11戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた20戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、くちなし特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドレヴァンテに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、祝!ガーデン真美1周年記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（12戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（13戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のフェイスザファクトを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、風鈴特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（14戦8勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（15戦8勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（16戦8勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のワタリアンバーに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月1日、中1週で迎えた27戦目は、天秤座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（17戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（18戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月6日、中6週で迎えた29戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雪/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクスペリオールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた31戦目は、ガーネット特別（佐賀ダート1750m 雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた32戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた33戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エーシンベロシティに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月18日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたビービーオアシス決め手に屈してハナ差の2着となった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた38戦目は、ジューン特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた39戦目は、パール特別（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。