フレンチクラシック（2006年生、母クラシカルテースト）

フレンチクラシック（2006年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの伝統、古典」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したクラシカルテーストが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったハジメレンジャーに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルカルツェを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2010年）

2月14日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたピースオブパワー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。