アスカノバッハ（2008年生、母アスカノヒミコ）

アスカノバッハ（2008年4月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタガノマイバッハ（当時9歳）と交配したアスカノヒミコが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、中央障害11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月10日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタガノロックオンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシゲルコモンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月27日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた10戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月23日、中7週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた15戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた21戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノネロに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4歳（2012年）

1月14日、中2週で迎えた24戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったルールプロスパーから4馬身差の2着となった。

4月1日、中8週で迎えた26戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3140m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月2日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンガッツに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月25日、中6週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。