ピルサドスキー（1992年生、母Cocotte）

ピルサドスキー（1992年4月23日）は、アイルランドで生まれた競走馬、種牡馬。1997年にカルティエ賞最優秀古馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のPolish Precedent（当時6歳）と交配したCocotteが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦1勝、海外21戦9勝。1997年のチャンピオンステークス(英・G1)に勝利した他、1997年のチャンピオンステークス(愛・G1)を制するなど、G1級競走6勝を含む重賞8勝を挙げた。

経歴

2歳（1994年）

9月27日、19頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月11日、R.コクレーン騎手を鞍上に迎えて、19頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（1995年）

5月21日、10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったEllie Ardenskyから2馬身差の2着となった。

6月22日、K.ダーレイ騎手を鞍上に迎えて、20頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。17着に敗れた。

7月12日、鞍上は2戦連続でK.ダーレイ騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のKrystallosに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のRokeby Bowlをクビ差制して2勝目を収める

9月24日、鞍上はK.ダーレイ騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

4歳（1996年）

4月27日、G3のゴールデンリチャードステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でK.ダーレイ騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシングスピールから3馬身差の2着となった。

5月28日、P.エデリー騎手を鞍上に迎えて、11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のLucky Diに半馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手中に収めた。

6月18日、G2のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。鞍上は2戦連続でP.エデリー騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月17日、G3のロイヤルウィップステークス（アイルランド・カラ芝2012m）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のI'm Supposinに1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルをゲットした。

9月1日、G1のバーデン大賞（ドイツ・バーデン＝バーデン芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。7頭立ての5番ゲートからスタート。最後は、2着のGermanyに3/4馬身の差をつけてG1初挑戦初制覇を果たした。

10月6日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリシオから5馬身差の2着となった。

10月26日、14頭立ての9番ゲートからスタート。最後は、2着のシングスピールに1馬身1/4の差をつけて2つ目のG1タイトルを手中に収めた。

5歳（1997年）

4月27日、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、G1のガネー賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月20日、G2のハードウィックステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は2戦連続でM.キネーン騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったPredappioから半馬身差の2着に敗北した。

7月5日、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。鞍上は3戦連続でM.キネーン騎手（2戦0勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のBenny the Dipに1馬身1/4の差をつけてG1・3勝目を挙げた。

7月26日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は4戦連続でM.キネーン騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったSwainから1馬身差の2着となった。

9月13日、G1のチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は5戦連続でM.キネーン騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のデザートキングに4馬身半の差をつけて4つ目のG1タイトルを奪取した。

10月5日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は6戦連続でM.キネーン騎手（5戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったパントレセレブルから5馬身差の2着に敗北した。

10月18日、G1のチャンピオンステークス（イギリス・ニューマーケット芝2012m）に出走。鞍上は7戦連続でM.キネーン騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のLoup Sauvageに2馬身の差をつけてG1・5勝目を挙げた。

11月23日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続でM.キネーン騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエアグルーヴをクビ差振り切って最強馬の称号を手にした。