フリーウィーリング（2020年生、母Fresh Feline）

フリーウィーリング（2020年3月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「自由気ままな」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のWar Front（当時18歳）と交配したFresh Felineが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦1勝、地方11戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月18日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は534kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のショーヘーフェイスに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月1日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、一般C3 21（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウサツマに9馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、キバナアマ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月29日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた8戦目は、バイカオウレン特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月8日、中0週で迎えた9戦目は、一般C3-3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグリュウオーに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月14日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、サンマルーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ワイドカントに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、雨水特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングウッドに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

3月17日、中2週で迎えた13戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、八畳岩特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のゴールドクロスに3馬身の差をつけて順当に勝利した。