サンデーセイラ（1995年生、母アオイセイラ）

サンデーセイラ（1995年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したアオイセイラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は熊沢牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着2回。1999年の七夕賞(ハンデG3)に勝利した他、2000年のアルゼンチン共和国杯(ハンデG2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月1日、デビュー戦は菅谷正巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ドクトリンに3/4馬身交わされて2着となった。

3歳（1998年）

2月1日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュディアーバンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のシマノユキヒメをクビ差振り切って2勝目をマークした。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のアールニセイを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月20日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の尾張ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅谷正巳騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅谷正巳騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅谷正巳騎手（9戦3勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

2月28日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅谷正巳騎手（10戦3勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で菅谷正巳騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で菅谷正巳騎手（12戦3勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はザフォリアと並んで2着同着となった。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は14戦連続で菅谷正巳騎手（13戦3勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下のマラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅谷正巳騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のポートフラッシュをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

7月10日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は16戦連続で菅谷正巳騎手（15戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシグナスヒーローをハナ差振り切って初の重賞タイトルを奪取した。

12月4日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で菅谷正巳騎手（16戦5勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5歳（2000年）

1月16日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は18戦連続で菅谷正巳騎手（17戦5勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

2月20日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で菅谷正巳騎手（18戦5勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は20戦連続で菅谷正巳騎手（19戦5勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月8日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪-ハンブルクカップ（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は21戦連続で菅谷正巳騎手（20戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月1日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で菅谷正巳騎手（21戦5勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は23戦連続で菅谷正巳騎手（22戦5勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

6歳（2001年）

5月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で菅谷正巳騎手（23戦5勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月1日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は25戦連続で菅谷正巳騎手（24戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。