ゼンダンツバキ（2018年生、母キープザサミット）

ゼンダンツバキ（2018年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+椿」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時10歳）と交配したキープザサミットが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2021年の宮の沢白い恋人サッカー場賞(一般C4-5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、福地トレーニングファームによって648万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に終わった。

2021年7月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月31日、中5週で迎えた8戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったフレディバローズに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったブライダルクイーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、JAにいかっぷピーマン賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、宮の沢白い恋人サッカー場賞（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーキングを鬼脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

2022年1月13日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。