ラルワースコーヴ（2017年生、母パラダイスコーブ）

ラルワースコーヴ（2017年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界自然遺産ジュラシックコーストの絶景の入江。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したパラダイスコーブが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方26戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

6月20日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

8月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したリーガルバトルにクビ差届かず2着となった。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に敗れた。

4歳（2021年）

4月22日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアサムシホープに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月17日、中4週で迎えた7戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

8月18日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた9戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月8日、中2週で迎えた11戦目は、ホトトギス賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったサンライズシップに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2022年）

1月20日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のボニンブルーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイッツマイビジネスに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

4月3日、中3週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた16戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた18戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/重）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

6歳（2023年）

2月7日、約8か月の休養明けで迎えた19戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた23戦目は、カーネーション賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた24戦目は、マーガレット賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

7月5日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミッドホエールを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月4日、中3週で迎えた26戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7歳（2024年）

1月3日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、クロッカス賞（園田ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月6日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた29戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（姫路ダート800m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた30戦目は、つくし賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフライウィズミー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月29日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったデルマフゲンに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中4週で迎えた34戦目は、火打岩7ハロン（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2024年10月17日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。