ハギノグラッド（2002年生、母ウィーアワーズ）

ハギノグラッド（2002年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋うれしい」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したウィーアワーズが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、日隈良江によって1,155万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロングタイキに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたシベリアンライオン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月20日、連闘で迎えた4戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったキャントンガールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

3月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。