ニシノスマッシュ（2014年生、母キャッスルブラウン）

ニシノスマッシュ（2014年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋撃破する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時13歳）と交配したキャッスルブラウンが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。主な勝ち鞍は2018年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月29日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、パルティトゥーラに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（2017年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4歳（2018年）

2月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた8戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンスペーシアに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月19日、中4週で迎えた9戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月20日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（2019年）

2月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた13戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。