タニノタイプ（1994年生、母カウンテスアイヴァー）

タニノタイプ（1994年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したカウンテスアイヴァーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方9戦8勝。主な勝ち鞍は1998年の幸の湖賞(一般C1以下)。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

10月6日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は530kg。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

3歳（1997年）

5月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

11月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた6戦目は、山田博美騎手を鞍上に迎えて、一般C5ヨ（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のセイエイムテキに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中2週で迎えた7戦目は、雷神賞（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田博美騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコモフィーバーに6馬身の差をつけて優勝

12月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般C5（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田博美騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコモフィーバーに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（1998年）

1月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4（宇都宮ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田博美騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のローカルホープをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

1月25日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、雷神賞（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田博美騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のローカルホープに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田博美騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた12戦目は、若菜特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田博美騎手（6戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサファリビューティに8馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田博美騎手（7戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のデュールマンに3/4馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4月22日、中1週で迎えた14戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田博美騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のキャノンサクラに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする