エイシンエーブル（2015年生、母キャントンガール）

エイシンエーブル（2015年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋能力が発揮されている状態」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時12歳）と交配したキャントンガールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本牧場（三石）。主な勝ち鞍は2018年の3歳C1一。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月16日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

3歳（2018年）

2月17日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデックテープに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月9日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエンパイヤアーサーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブライトヴィーナスに1馬身の差をつけて優勝

8月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた13戦目は、横手やきそば四天王藤春賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャスミンスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月15日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原辰徳騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったティーアウリイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原辰徳騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原辰徳騎手（12戦3勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原辰徳騎手（13戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。