ワールドペコ（2020年生、母アイリッシュペコ）

ワールドペコ（2020年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のワールドエース（当時11歳）と交配したアイリッシュペコが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2023年のグラジオラス賞(C2 C3)。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月11日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた3戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1（園田ダート820m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C1 C2（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったシンゼンイトサンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、グラジオラス賞（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブレーヴブラッドを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

11月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

12月31日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上C3二（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュンキャノンに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2024年）

1月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本咲希到騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、リュウノヒナコに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山本咲希到騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた12戦目は、カルミア賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本咲希到騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で山本咲希到騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で山本咲希到騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

4月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で山本咲希到騎手（12戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、明日からその金ナイター!スプリント（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山本咲希到騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のウマピョイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で山本咲希到騎手（14戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月28日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、正義のヒーロージャスティス・ビコー記念（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で山本咲希到騎手（15戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラピッドベルに交わされて4馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた19戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（16戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた21戦目は、コービー・スプリント（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（17戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた22戦目は、Vermilionスプリント（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（18戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のエルマニートに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月9日、中2週で迎えた23戦目は、もうすぐ20歳!淡路市特別（園田ダート820m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（19戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスマッシュヒットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。