クリノラホール（2013年生、母クリノビャクダン）

クリノラホール（2013年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ムガール帝国の城の名より」。毛色は芦毛。種牡馬のダイワメジャー（当時12歳）と交配したクリノビャクダンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は横井哲雄。戦績は、中央平地22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の逆瀬川ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったフィーユダムールにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエルビッシュに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

3歳（2016年）

2月6日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、プリメラアスールにアタマ差交わされて2着となった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったミエノサクシードにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレーヌドブリエをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

11月5日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の近江特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトーアライジンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るティーエスネオを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

4歳（2017年）

1月14日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 小雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦3勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦3勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた20戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5歳（2018年）

9月23日、約14か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1600万下のトルマリンステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6歳（2019年）

1月13日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月9日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月14日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。