カンユウリード（2006年生、母ブルーシル）

Kan Yu Lead

2006.05.16

カンユウリード（2006年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレオンプライド（当時13歳）と交配したブルーシルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方8戦5勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ビーステーブルによって262.5万円で落札された。2歳のとき、大栄牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

8月29日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。馬体重は509kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマイチヒットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のジュメイラビーチカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4歳（2010年）

2月19日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンメロディをクビ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るネバーオブライトを上がり2位の末脚で半馬身差し切って3勝目をつかんだ。

3月31日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカントリーダンスに1馬身の差をつけて制した。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のファンダフルに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月5日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2011年）

5月4日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。