ケアリイカイ（2014年生、母ランフォザドリーム）

ケアリイカイ（2014年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マウイ島にある区画名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したランフォザドリームが21歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の愛媛県いしづち特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月1日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

4月29日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

6月25日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月5日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月13日、連闘で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドゥフトライネンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、連闘で迎えた7戦目は、キンモクセイ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーボイジャーに7馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、コスモス特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、キシュウマイウェイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、四万十地栗特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコスモマツカゼに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、小雪特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のコスモマツカゼをハナ差振り切って1番人気に応えた。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、国沢洋平痛風特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナムライチバンボシに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月17日、連闘で迎えた12戦目は、愛媛県いしづち特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のビービーボヌールに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2018年）

3月17日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

10月27日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず18着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。