タイフィアレス（1994年生、母タイウエスト）

タイフィアレス（1994年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリエイター（当時8歳）と交配したタイウエストが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の陣馬特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

2月2日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネハテンコウをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

2月8日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったマチカネヒガノボルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマインスイーパを豪快な末脚で3/4馬身差し切ってファンの高評価に応えた。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の馬籠特別（中京芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトップラダーをクビ差振り切って制した。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5歳（1999年）

6月19日、約11か月の休養明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（8戦2勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（9戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。