ダッシュクイック（1996年生、母アジヤフィック）

ダッシュクイック（1996年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時13歳）と交配したアジヤフィックが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）桑田ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳B1。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（20万×50口）で一口馬主が募集された。

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月28日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた8戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた11戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳B2（上山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた12戦目は、4歳B2（上山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスワローキングからクビ差の2着に甘んじた。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（上山ダート1250m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイットーツヨシに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

4月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、一般C4ニ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、一般C4（上山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったイットーツヨシから3/4馬身差の2着となった。

5月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C4イ（上山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。